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2012年2月

2012年2月25日 (土)

高知競馬とメディアミックス的なものについて考えるー

2/21の高知新聞夕刊の社会1欄に次のような見出しの記事が載りました。

「地方競馬 珍名レース次々」 

地方紙の夕刊で、おそらく地元記者が書いたのだと思われます。
見出しで検索かけても全くヒットしませんでしたので、配信記事ではない、完全ローカルのようです。
内容はというと、高知競馬含む地方競馬で実施されている協賛レースについて。

アニメ関連の協賛申込が増えてきた、ということなんですけど。
ばんえい×アイマスのような事例もあり、競馬の世界でもアニメの盛り上がりというのは無視できないぞ、といった趣旨だと思ったことでしたが・・・
まあそのあたりの他メディアとのクロスオーバーというか連携的なものを考えてみようかなー、と。
すでに似たようなことをTwitterで垂れ流していますが、自分の考えをまとめるのと、文字数制限があったので書き足りないことなど含めて再構成・・・できてるといいなぁ。

個人的なスタンスとしては、高知競馬におけるアニメ関連の協賛レースについては、限りなくNOに近いYESだったりします。
理由としては、開催を行っている地元高知の人間には何がなにやらサッパリ、という側面があるから。
いちいち調べるのめんどくさいんで調べませんが、高知で放送している民放地上波のアニメというと、サザエさん、ちびまる子ちゃん、名探偵コナン、ガンダムといった定番を除くと、多分ほかに3本あるかないか。
べるぜバブが早朝、HUNTER×HUNTERが深夜にあったような気がします。
過去に深夜帯でコードギアス、けいおん!があったかな。
とにかく、人口密集地で放送される新作アニメについては、本放送で評判よかったのが終わった後に深夜で放送される、といった流れ(1シーズン1本あれば多いくらいです)。
一応、若かりし頃はアニメ好きでしたが、今は何も期待しない・・・
というわけで、他所からアニメ協賛入ると、「おめーらは楽しかろうが、こっちは見られないんだよバカ!」という心境でした(メインターゲット?の「けいおん!」に関しては2期分の放送はあったので、見られないわけではなかったのですが、1期ないんやでこちとらよー、という不平不満はあってしかるべき)。

が、ばんえい×アイマスのあたりから心変わり。
盛り上がるタネになるんなら、それもよかろう。
そんな気持ちに。

で、ようやく本題なわけですが、この奇妙なムーブメント的なもの(まだまだ風呂の湯をすくって起きる波紋程度のものだと思います)を高知競馬が活かすにはどーしたらいいのかな?
ばんえい×アイマスでは協賛レースジャック(1日の開催レースの多数を同系列の協賛レースで占める)がありました。
それはまあファンの努力部分になるでしょうが、アリ。
それから、当日は現地にブース設けたりポスター貼りまくったりしたようですが、なにせ地元高知でさえ滅多に行けないのでネットに漂う情報をすくいとった程度ではどういうことをしたのかはよく分かりません・・・
しかし、高知競馬もしくは高知県の環境からいって、現地イベントは否定します。

現物を伴うイベントというのはどこが主催するかというのが問題になると思いますが(ばんえい×アイマスはかなりバンダイナムコが協力的だった模様)、それ以前の問題として、前述の高知県内のアニメ認知度が高くなさそうなことがひとつ。
もうひとつが、通年ナイター開催による副作用、というかそれまでも似たような状況だったと思うんですが、入場者数が増えてないんですよね。
ネットや場外発売で、他場の開催が終了しても夜は高知の時間、という感じで馬券の売上は伸びたようなんですが、現地で観戦というスタイルは増えなかった模様。
むしろネットの利便性が災いして、減ってるんじゃないかな・・・
それから、高知競馬場の立地条件として、あんまし公共交通の便がよくない、ということも現地客が増えない理由でしょうね。
そのへんはもっと考察深められなくもないんですが、本題ではないのでさておき。
カンタンに言うと、「アニメ」というコンテンツと地元との親和性、入場者数からして、競馬場で現物を伴うイベントをやるのはリスキーに過ぎる、とワタシは結論づけたいところです。

でも、ばんえい×アイマスをパクれるところはあります。
協賛レースの紹介や締め切り表示等の映像部分でアイマスのキャラクターが使用されたそうで。
権利関係がクリアされれば、あとはデジタルを少し勉強するだけで、ナイター化で拡充されたネット客にごちそうを出せる可能性があるわけです。
パイが大きい方に少ない労力でアピールできるわけですから、むしろやらない手はないとさえ思うくらい。
よくネットの掲示板に見られる「高知競馬が壊れた」とか「橋口アナ、キ○ガイ」とかの言説ですが、むしろ確信犯、正気ですよ、とさえ思えてきます。
一応、高知競馬担当者の言では(冒頭紹介した見出しの記事によれば)、

「(略)地方競馬を知ってもらえる機会になるのは確かで、今後もユニークな命名を受け入れていく」 

とのこと。
人員も限られていて、企画のネタ出しにも苦労されていることだと思いますので、現時点では受身の態勢のようですが、おそらく橋口アナは先を睨んでオモシロコメントして話題を途切れさせないようにしている、と想像しています。

使えるデジタルコンテンツさえあれば、配信映像を工夫していろんなことができるはず。
アニメに限らず、高知競馬でこんなアピールできますよ、という形を打ち出していくこともあっていいんじゃないかと。
配信映像のPVをNARから提供してもらえば、この時間帯これだけの人が見ています、ということが分かりますから、その数字を元に各所へプレゼンしてイベントを引っ張ってくるということも可能でしょう。
例えば、現在行われている四国各県の冠競走。
この四国冠レースは表彰式が実施され(普段は重賞のみ)、副賞に各県の特産物が贈られたりします。
が、正直、レース名と副賞、あと読み上げられる表彰状の知事の名前くらいしか、訴えるものがありません。
(隙間を埋めるべく橋口さんが努力している、という印象)
しかし、愛媛県ならミカン(PONジュースでもいい)、徳島県なら阿波踊り、などお決まりではありますが、それだけに各地元には腐るほどコンテンツがあるはず。
ぶっちゃけ、徳島県のときなんか、入場曲や協賛紹介には阿波踊りをガンガン入れてくくらいでないと(そして表彰式には勝利騎手は阿波踊りを踊りながら入って来いw)、競馬という畑違いのジャンルでアピールするには現在のスタイルでは物足りないくらい。
そういうコンテンツをもらってレース外の周辺部分でも楽しめる環境を作り、もらった分だけ相手の宣伝もする。
実質的に現金収入にはならなくても、イベンターとしての役割を担うことで付加価値を高める、そんなこともあっていいんじゃないかと思っています。

協賛レースをテコに、自分の方から競馬を使ったプロデュース提案、そういうことができるようになればいいなと考えています。

(おまけ)
先日、森井美香騎手が引退しました。
その引退レースはさぞ盛り上がったと思うのですが・・・
個人的には森井騎手を使った企画があると思ってたのがなかったので、ちょっとガッカリ。
その引退レースの前日、森井騎手の出身の香川県冠レース、「香川県オリーブ特別」なるレースが実施されました。
前述のとおり、表彰式付きです。
翌日、森井騎手はレースに乗りに来るわけですよね。
だったらその前日、地元冠レースのプレゼンターにきてもらうことがなぜできないのか?と思ったのですよ。
子供のこともあるので2日連続は・・・ということもあるんでしょうけど、そこはケガのダンナと関係者が一丸となってですね(苦笑)
実現できれば、ちょっとしたサプライズにもなったし、翌日の引退レースに向けてのヒキもバッチリ、という展開も考えられたと思うんですけどねぇ。
それに、このケースはすでにくどくど書いた権利関係とかまったく要らない、手近の人間にお願いするだけ、せいぜい知事代理で来る予定の香川県代表との折衝くらい。
ちょっとした努力でできた企画のようにも思うので・・・まあ後付けで何を言うのも楽なもんですけど。

ともあれ、ちょっとしたヒネりで面白くなる要素は転がってると思うので、今後の高知競馬に期待してます。

ちょー個人的ですが、「うどん県」冠レースが実施されれば、拍手喝采アンコールです。
定期的に(年イチ)実施できれば、うどん県は我らの味方につくでしょう。
実質うどん県は土佐国の支配下ですぞ、元親さま!

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