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2012年10月 5日 (金)

矜恃にかけて(地方競馬IPATと高知競馬)

10月に入って地方競馬IPATが始まりました。
10/2からの予定が、その直前のJRA阪神が台風の影響で1日繰り延べられた形で1日ずれて、10/3からというハプニングもありましたが・・・
とりあえず、大井や園田なんかの売り上げの手応えはあったようで。
Twitterでちらほら見る限りでは、ドカンと爆発的に売れたわけでもないようですが、2割くらい売上アップ、なんていう話も。
でも、短期間とはいえ、売上2割アップって、結構スゴイことかも。

さて、それはさておき、われらが高知競馬も地方競馬IPATで売ってもらうわけですが・・・
うーん、と首をひねりたくなるような気持ちになったので、そのへんを殴り書き。

(特に関係者でもない外野のファンの高知競馬贔屓視点でものを言いますので、いろいろおかしかったり不快に感じるかもしれませんが、そのあたりはコメントにでもぶつけてください。返すかどうか分かりませんけど)

まず、地方競馬IPATについて。
発売スケジュールが意外とややこしいので、詳しくは地方競馬IPATのサイトを見なければならんのですが。
おおざっぱにまとめると、

●金曜と特定日を除く月曜は発売しない
●発売最終時刻がまちまち

このへんが高知競馬に関わってくるポイント。
あと、火曜日は基本スケジュールに設定されている(発売できる)のですが、実際に挙がっている発売カレンダーを見ると、年末までの3か月間、火曜日の発売はありません。
JRAが3日連続開催をやる日もあり、また代替開催するとメンテナンス日(実質、口座ロック日?)が1日ずれると火曜日が必要になるということで、始まったばかりだからか安全策なんでしょうね。

んで、高知競馬はこの下半期から、今週末の開催から、基本的な開催日が金土から土日にシフト。
これには、9月から始まった園田のそのきんナイターとの競合を避けたかはたまた地方競馬IPATでの相乗効果狙いか、と思いました。
多分、そういうことだと思います。
が、地元ファンとしてはちょっと・・・と思うことも。

すでに挙げましたが、発売最終時刻です。
土日は17:06もしくは18:06で発売終了なのです。
つまり、高知競馬はナイター開催なのですが、日が沈むと地方競馬IPATでは売れなくなるのです。
普通の競馬開催は10~12レース編成で、後ろの方にメインレース、その日一番の売り物が控えてるわけです。
しかし、このタイムスケジュールだと売ってもらえないわけで。
JRAファンという大きなパイにありつくチャンスではありますが、土日のJRAで条件戦→オープン→重賞とボルテージを上げているところに序盤の下級条件を入れ込むわけで。
ただでさえ、頭数がどうとかレベルがどうとかいうのがあるのに、これでは・・・

地方競馬IPATの話が具体化してきたころには、JRAが終わるタイミングで遊び足りない人がナイターやってくれる流れになれば、と思ってたんですけどね。

さらに気になるのが、高知競馬側の開催スケジュール。地方競馬IPATのカレンダーを見ると、1~5Rや1~7Rということになってますが、「黒潮菊花賞」や「黒潮マイルCS」といった重賞の表示もあり、通常メインの10あるいは11Rに行う重賞を前半戦に持ってくる模様。
気持ちは分かるんですけど・・・
 
 
なんのためにナイターにしたんや! 
 
 
これまでもそういうケースはありました。
2月の黒潮スプリンターズCが代表的な例でしょう。
他場で売ってもらうためにタイムスケジュールを合わせた形ですが、黒潮スプリンターズCには黒船賞トライアルという意味付けがなされ、黒船賞のPRのためという位置づけもあるわけで。
そういう意図があるならば、ひとつふたつ重賞を第2Rでやってしまうなんてこともまだ納得できました。
黒船賞が第6Rだったのもまあいいでしょう(現地に来るお客さんが皆泊りで来れるわけでもないし)。
しかし、この地方競馬IPATのカレンダーを見るに、土日開催の重賞は全部日中に移動してしまいます。

本来の「ナイター」というニッチな時間帯を狙う戦略はどうすんでしょう。
そりゃ、ナイターには既に南関あり、門別あり、そのきんも加わった。
もうニッチでもなんでもないかもしれないです。
全国唯一の「通年ナイター」という売りがあるじゃないか?
逆に言えば、通年にわたって、半分しかIPATで売れないってことでもある、と言えるでしょう。
しかも、目玉レースはIPAT時間帯に持って行ってしまった。
ナイタータイムに何を売るのでしょうか。
(ついでに言えば、ほかの公営競技でもナイターなど当たり前なわけですから、そのあたりも考え始めると悩ましい)

も少し続けると、ナイターがあるってのは、仕事終わりの社会人が残業免れれば、途中からではあるけど参加できる、ということでもあるんですよね(基本が土日になってしまえば、そのあたりは全く関係なくなるとも考えられますが)。
その途中からのレースが、いい馬、クラスが上の馬が集まるレースになってたわけで。
あるいは、さっきもJRAからの流れで書きましたが、他場を主として遊んでいる人が、もう少し食い足りないというときに、もう少し遊べる高知競馬。
なのに、(言いすぎかもしれませんが)なんだかしょっぱいメンツのレース・・・て、どうなんでしょ。
まあ、レベル的には、どんなレースでもしょっぱいのかもしれませんけどね。
 
 
 
長々と書きましたけど、ナイター開催と現行の地方競馬IPATに丸乗りすることは、販売戦略あるいは経営戦略において、相反する要素となりかねない、と考えています。
高知競馬における地方競馬IPATの影響が反映されるのは、明後日の開催からですが、結果がどうなるものか・・・
重賞競走を日中の若いレース番で実施するのなら、IPAT効果が大きいと高知競馬が判断しているのでしょうが・・・
なお、重賞はまだ先ですが、明後日からの開催では、すでにIPATに照準を合わせた編成が現実のものとなっています。
日曜、月曜ともに発売最終時刻の発売に合わせたレースのクラスがぽこんと上がってます。
日曜だとC級から始めて、発売最終時刻が迫る4、5RにB級、それを過ぎたらまたC級、メイン前でB級にピーク、という形。
月曜はもっと露骨に6Rに異彩を放つA2戦。
メインの10RがA1で、このA2はメイン前に配置が通常、協賛レースがあるのでそこは譲っても第8Rあたりがまっとうなポジションだと思うんですが・・・
この状況を見るに、レースの盛り上がりというかピークを2段階に分けることになりそうです。
野球漫画とかにある、2段クリーンアップみたいなやつ。
高知競馬の苦心がうかがえます。
しかし、ホントにそれでいいのかなぁ・・・
(IPAT効果がどこまでかにもよりますけど、多分、15時16時台はあんまり伸びないでしょう。JRAの最終レース終わるのが16時前半ですから、そこまではJRAファンはJRAの方に軸足置いてるでしょうし。そのあとの、発売最終時刻のレースがキモで、そこにひと山入れるのは間違ってはいないと思います。が、そうなると、実質ひとつかふたつのレースに命運を託すみたいな戦略になっちゃうんですが・・・)
 
 
月・火・金に開催のある競馬場ではその日は売ってもらえないわけですから、そこをずらすことができたわけですし、贅沢言ってるという気もします。
なんだかんだ言って、半分のレースとはいえ、販売チャネルが増えてるわけですから、まさか売上増えないなんてこたないと思いますし。
でも、今は無理でも、近い将来には、なんとかナイター全レース売れるようにしてほしいですね。
 
 
 
 
(おまけ)
あと、これも心配しすぎの感ありですが、気になってることをもうひとつ。
IPATでは高知競馬は途中で終わってしまうわけです。
さらに、日程的にほぼ単独のナイター開催になっています。
この条件で、最後まで高知競馬を買おうとすると、オッズパークや楽天競馬のチャネルが必要です。
しかし、ライトな競馬ファンが、このチャネルの切り替えを面倒くさがって、興味はあるけど手間がかかるからパス、ということもあるのではないか、と。
それに、南関のナイターは最後まで(じゃないケースがすでにありましたけども)買えるのに、高知は買えない、という地方競馬間の差異がハッキリ体感できちゃうわけで。
大井は最後まで買えるのに、なんで高知はめんどくさいことせにゃならんのか、いいよもう、的な。
そのイメージで、始めから高知パス、なんてことにならないか心配なんですけど・・・

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